自動車のバッテリー寿命は、製品により2~3年や3~4年前後だと言われています。

しかし、充電や放電が頻繁だったり電力を多く消費したりするような車の乗り方は、通常よりもバッテリーの寿命を縮めてしまいます。

そこで今回は、バッテリーを長持ちさせるコツやバッテリーの交換サイン、バッテリーの交換に掛かる費用などをご紹介します。

車のバッテリー寿命を縮める主要原因

バッテリー寿命を縮める原因として以下のような例が挙げられます。

  • そもそも車に乗らない
  • 運転しても走行距離が短い
  • 夜間の運転が多い
  • 電子機器を多く利用する

車のバッテリーは、エンジンの始動に使うだけでなく、車に搭載されている多くの電子機器の電源としても機能する部品。そのため、車が停止している間もゆっくりと自己放電をしています。

なので、エンジンを掛けて車を運転することがなければ充電されず、運転しても走行距離が短ければエンジンの始動時に使った電力を取り戻すことができません。

また、夜間の走行ではヘッドライトの点灯などにより、昼間の走行よりも電力を消費してしまいます。

さらに、車載の空気清浄機やカーオーディオといった電子機器を多く搭載している車であれば、余計にバッテリーの放電が激しくなり、車のバッテリー寿命を短くしてしまう原因となってしまいます。

車のバッテリーを長持ちさせるコツを5つご紹介

定期的に運転し、エンジンをかける時間を長くする

車のバッテリーは、エンジンを掛けて走行している間に充電されます。そのため、エンジンが掛かっていない間は、バッテリーの自己放電により充電が減ることでバッテリーの消耗に繋がります。

普段、通勤や通学にも車を使わないという方も、週に1度はエンジンを掛けて車を運転することで、バッテリーの劣化を予防することができます。

ドライブが難しい場合は、1時間ほどエンジンをかけっぱなしにする

車のバッテリーは、エンジンの始動時に最も負荷が掛かります。そのため、エンジン始動時に消費した電力分を充電するためには、約30分ほどエンジンを掛けておく必要があると言われています。

車を運転するのが難しい場合、エンジンを掛けっぱなしにしておくだけでもバッテリーの劣化予防に効果があります。

電気の使い過ぎに気をつける、過度にバッテリーに負担をかけない

電気の無駄遣いを抑えると、バッテリーの劣化を抑え寿命を長くすることができます。

というのも、車には多くの電子機器が搭載されているため。車をあまり動かさない状況で電子機器を多く使用すると、バッテリーの劣化を早める原因となってしまうのです。

バッテリーの消耗を早める原因として、以下のようなものが挙げられます。

  • 停止時、エアコンの使いすぎ
  • 車内灯・ヘッドライトの消し忘れ
  • 半ドアの状態が続いた
  • 多くのカーオーディオを搭載している

ここで挙げたのは、バッテリーの放電を激しくしてしまう一例です。

対処法の1つとして、エアコンやカーオーディオ等は止めてからエンジンを切ることで、次回のエンジン始動時にバッテリーに掛かる負担を減らすことができます。

アイドリングストップを減らす

エンジンの始動にはバッテリー容量の10~20%を使うと言われており、エンジン停止と始動を繰り返すアイドリングストップ車は通常よりもバッテリーに大きな負荷が掛かっています。

このことから、渋滞時など状況に応じてアイドリングストップ機能をカットすることで、バッテリーに掛かる負担を減らすことが可能です。

極端に気温の低いところで運転をしない

極端に気温が低い=寒いところで運転すると、突然のバッテリー上がりを引き起こしかねません。というのも、気温が低い状態ではバッテリーの性能が低下するため。

さらに、エアコンを長時間稼働させたりライトの点灯時間も長くなるので、バッテリーはそれだけ酷使されることになります。

バッテリーの交換サインと交換費用

バッテリーの寿命が近づいてきたことを知らせるサインには、以下のような症状があります。

  • エンジンの掛かりが悪くなった
  • ヘッドライトの明度が下がったり安定しなくなった
  • アイドリングストップ車で停止時、アイドリングストップしなくなった
  • バッテリーのターミナルに白い粉のような結晶が付着している
  • バッテリー本体のインジケーターに交換サインが出た
  • パワーウインドウの動きが悪い
  • バッテリー本体が膨張している
  • バッテリー液の減りが早い
  • 充電してもすぐにバッテリーが上がる

以上のような症状が見られた場合には、早めにバッテリーを交換するようにしましょう。

では、バッテリー交換にはどれくらいの費用が掛かるのでしょうか。代表的なカー用品チェーンとディーラーでバッテリー交換を行った場合の価格を表にまとめました。

オートバックス 500円~(税込み550円~)
イエローハット 500円~(税込み550円~)
ディーラー 1000円~(税込み1100円~)

以上がバッテリー交換に掛かる費用ですが、実際にはバッテリーの交換を行う車種や作業する内容により、料金は異なります。

特に、プリウスに代表されるハイブリッドカーやアイドリングストップ搭載車は、料金が上乗せで発生する場合もあります。

そのため、乗っている車種のバッテリー交換に掛かる費用は、事前に問い合わせを行っておくと安心できるでしょう。

バッテリーが上がってしまった時の対処法をご紹介

ロードサービスを呼ぶ

JAFや一部の自動車保険に付属しているロードサービスに加入している場合、これが最も確実な方法となります。サービスマンが安全確実かつ最短の方法でエンジン始動を行ってくれます。

ただし、デメリットとしてサービスに加入していなければならず、加入していない場合は有料になることがほとんど。サービスカーの到着まで時間が掛かることも考慮しなければなりません。

ジャンプスターターを使う

ジャンプスターターは、スマホなどに使うモバイルバッテリーの車版をイメージすると分かりやすい製品です。充電しておいた本体を車のバッテリーに接続することで、バッテリーを充電させエンジンを始動させることができます。

本体も小型で持ち運びも簡単。ロードサービスを呼ぶことのないので、最も手軽な対処法だと言えます。

ブースターケーブルで他の車に助けを求める

ブースターケーブルとは、エンジン始動ができない車両のバッテリーと他の車のバッテリーを繋ぎ、一時的に電力を借りることでエンジン始動ができない車両のバッテリーを充電させるケーブルのことです。

自宅の駐車場や、周りに他の車がいる場合に利用できる方法です。ブースターケーブルを車に積んであり、正しい方法と手順さえ知っていれば比較的簡単にエンジン始動を試みることができます。

バッテリー上がりは冬に多い!心配な場合は、寒くなる前に点検を!

JAFが2018年1月に出動した約22万件の内、3割はバッテリー上がりによるものだったといいます。それほどまでに、冬はバッテリーにとってもツラい時期なのです。

しかし、簡単なチェックだけでバッテリー上がりを防ぐことができます。エンジンの掛かりが悪くなったり、ヘッドライトの明るさが安定しなくなったらバッテリーの交換時期。

冬の運転を快適なモノにするためにも、寒くなる前にバッテリー寿命の点検を行っておきましょう。