【実話って本当?】「アリー/スター誕生」をネタバレ付きで解説!

未分類

ブラッドリー・クーパー初監督にして、レディー・ガガ映画初主演の映画「アリー/スター誕生」の内容が、一部で「実話なのではないか?」と噂されています。

作品の内容は、歌手を夢見る一般の女の子「アリー(レディー・ガガ)」が、あるミュージシャンとの出会いをキッカケに歌手としての夢を実現し、やがてスターダムにのし上がります。

この話を聞くと、「それってレディー・ガガ本人の実体験なのでは?」と思ってしまいますよね?

結論から言うと、この作品は1937年に公開された「スタア誕生」の3度目のリメイクでして、実話でも何でもありません

とは言うものの、実は作品の中には役者本人の経験も織り込まれた非常に興味深いシーンが盛りだくさんなんです!

この記事ではまず映画のあらすじ(ネタバレ注意)を紹介し、記事後半で映画と現実が重なるポイントとその他の見どころについて解説していきます!

 

ストーリー概要

アリー(レディ・ガガ)はミュージシャンを目指し、レストランでの仕事をしながらゲイバーで歌を披露し下積み時代を過ごしていた。

そんな中、すでにミュージシャンとして成功を収めているジャクソン・メイン(ブラッドリー・クーパー)と奇跡的な出会いを果たし、ジャクソンと共に時間を過ごす中で自分自身もシンガーとしてのキャリアをスタートさせる。

 

二人の関係は次第に恋愛関係に発展する。幸せな時間を過ごしながらも、アリーは強力なレコード会社とマネージャーの手腕によりシンガーとしての成功を次々と叶えていく。

 

一方ジャックはアリーの成功に不満を持つようになり、酒とドラッグに溺れ自滅の道を進んでしまう。。。

 

本作は「アリー(レディー・ガガ)のサクセスストーリー」のイメージを持たれがちだが、実際にはアリーを愛し、アリーを支え、自分自身がボロボロになっていくジャックの生き方の方がむしろ印象的である。

 

一人の女性と音楽に対する一途なジャックの生き様に是非注目して頂きたい!

 

作品情報

 

【公開日】

アメリカ:2018年10月

日本:2018年:12月

【監督】

ブラッドリー・クーパー

【原作】

ウィリアム・A・ウェルマン 「スタア誕生」

【出演者】

ブラッドリー・クーパー:ジャクソン・メイン(ジャック)

レディー・ガガ:アリー

サム・エリオット:ボビー

アンドリュー・ダイス・クレイ:ロレンツォ

ラフィ・ガヴロン:レズ・ガヴロン

アンソニー・ラモス:ラモン

【受賞】

2019年アカデミー賞 「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」歌唱賞受賞

 

あらすじ(ネタバレあり)

 

出会い

 

ジャック(ジャクソン・メイン:ブラッドリー・クーパー)は大観衆を動員したライブを追え、バックステージで待ち構える大勢のファンをかき分けるようにして会場を去る。

一方、アリー(レディ・ガガ)は公衆トイレで元カレとの腐れ縁をきっぱり断ち切ると、いつも通り仕事のためにレストランに向かう。レストランでは支配人との仲が悪く、質の悪い雑用をやらされる日々にウンザリしている。

 

ライブからの帰り道、ジャックはお酒を持ち合わせていない事に気づき、たまたま通りかかった町でゲイバーを発見。立ち寄って一杯飲んでいくことにする。

ラモン(アンソニー・ラモス:アリーとはレストランで仕事仲間であり、友人)はジャックが来ていることに気付き、興奮しながらも「友達が今から歌うから絶対に見ていって!」とアリーを売り込む。

アリーのショーが始まり、アリーはとても美しいフランス語の歌を披露。あまりの上手さにジャックも思わず微笑み、涙ぐむ。

 

アリーのショーが終わると、ラモンが今度は「楽屋に行って是非アリーと会ってやってくれ!」とお願いする。ここで初めてジャックとアリーは言葉を交わす。

ジャックの方がアリーのことを気に入り、二人は別のバーに飲みに行くこととなった。

バーでの会話の中で、アリーは自分に自信がなくなり、今では自分の歌を歌う事を辞めてしまった事を告白。業界の人から見た目の悪さ、特に鼻の大きさをバカにされたことを告白すると、ジャックは「自分も耳が聞こえにくいハンデがあるが、それでも成功した」とアリーを励ます。

 

楽しい会話を続けていると、バーにいた客の一人がジャックに写真を撮らせてくれと絡んでくる。それに腹を立てたアリーはなんとその客をぶん殴ってしまった。

 

ジャックとアリーはスーパーマーケットに立ち寄り、アリーの手の応急処置をするための材料を買い物する。

スーパーの駐車場で手当をしながら、ジャックはアリーに「自分はアリゾナ出身でピーカン農場で育ち、母親は自分のお産で亡くなり、父親は自分が13歳の時に他界してしまった。親代わりの兄もそばにはいなかった」と告白する。

その話に心を動かされたアリーは突然、自分が作った曲「Shallow」をアカペラで歌い出す。

アリーはが歌い終えると、ジャックはアリーに「君は曲が書けるよ」と励ます。

 

朝になり、ジャックはアリーを自宅まで送る。ジャックは別れ際「今夜のライブに来ないか?」とアリーを誘うが、アリーは「仕事があるから」と断り、二人は別れる。

 

ジャックは自宅に戻り、聴覚検査をしてもらった。医者からは「耳が深刻な状況にある」と言い渡され、ライブではイヤーモニターを使うよう勧められた。

しかしリハーサルの最中、スタッフの一人であるボビー(サム・エリオット)にイヤーモニターを使っていなことがバレてしまい、ジャックにイヤーモニターを使うよう説得すると「文句があるなら出ていけ」と冷たくあしらわれる。

ジャックはイヤーモニターを使うと自分の声以外が聞こえなくなるのが嫌だったから。

 

アリー初の大型ライブ

 

寝ていたアリーは父親に起こされ、フィル(ジャックの運転手)が迎えに来ていることを知らされる。行先はもちろんジャックのライブ会場。

父親も必死でアリーがライブに行くよう説得するが、アリーは仕事があるからと結局断ってしまう。

アリーは予定通り仕事場(レストラン)に到着。アリーが到着するとすぐにあの意地悪支配人がアリーの遅刻をしつこく咎めた。

ついに嫌気がさしたアリーはその場で辞職を決意し、ジャックのライブ会場へと向かう。

仕事仲間であり友人でもあるラモンと共に、ジャックの用意したリムジンとチャーター機に大興奮しながらライブ会場を目指した。

 

アリーが会場につくとすでにライブは始まっており、アリーは始めてステージの袖でライブを目の当たりにする。

ジャックはアリーの存在に気づき、曲を追えるとステージ袖のアリーのところへ行き「あの曲を一緒に歌おう」と誘う。しかしアリーは突然の誘いと自信のなさからその誘いを断る。

ジャックは「おれはどのみち歌うよ」といい、アリーが駐車場で披露した「Shallow」を素晴らしいアレンジで歌い始めた。

最初はモジモジしていたアリーだったが、曲を聞くうちに決心が固まり、ついにステージへと飛び出した!

 

最初こそ自信なさげに歌っていたものの、サビの高音で観客を圧倒し、さらにジャックとのハモリで観客を魅了、大声援で迎えられた。

こうしてアリー初の大規模ライブは大成功で幕を閉じた。

 

ジャックとのライブを終え、二人は興奮状態のまま同じ部屋へ向かった。

部屋に着き、アリーは急いでバスルームに向かい準備をしたが、部屋に戻った時にはジャックは寝てしまっていた。

ラモンに相談しに行って返ってくると、ボビーがジャックの後始末をしていた。

ボビーはアリーに対し、「ジャックが女をステージへ上げたのは初めてだ。(今日みたいな)あんな演奏も久しぶりだった。」と、アリーに伝え部屋を去って行った。

 

朝、ジャックとアリーは二人で朝食を取りながら、ジャックは「兄とは腹違いの兄弟、兄は自分の才能にいち早く気づいていた」など、兄の事をアリーに話した。

 

一方アリーの自宅では父親とその仲間3人でアリーのパフォーマンスをYoutubeで観ていた。アリーのパフォーマンスのビデオの再生回数がとんでもないことになっていたのだ。

 

ジャックとアリーのライブツアー

 

ある日ジャックはアリーを「もう一度アリゾナで一緒にステージに立とう」と誘い出す。

ジャックのバイクでアリゾナに向かう道中、立ち寄ったレストランでアリーは新しく思い浮かんだ曲をノートに書き留めていた。

 

ジャックの故郷であるアリゾナに着いたが、そこにはあるはずの父親の墓がなくなっていた。ジャックは兄に託した父のお墓を訪れたかったのだが、どうやら兄はもうその土地を売り払ってしまっていたのだ。

 

ジャックはライブ会場に到着するなりボビーを思い切り殴り飛ばした。実はジャックの兄というのはマネージャーであるボビーだったのだ。

そこから二人の言い争いが始まる。

ボビーは「農地(土地)は売ってしまった。お墓はすでに嵐で流されていた。」「おまえにもその話はしたが、その時お前は酷く酔っぱらっていた」「俺たちの父親はお前があがめるような人間じゃなかった。あいつはお前を飲んだくれにしただけだ。」と、辛辣な言葉をジャックに浴びせるが、

ジャックも負けじと「自分の才能の無さをおれのせいにするな」と言い返し、結果ボビーはその場で仕事を辞め、立ち去ってしまう。

 

ジャックとアリーはその後もツアーを一緒に回り、ツアーを回る中でアリーは自作の曲を作り続けた。

 

あるライブでのアンコールで、ジャックはアリーにあるむちゃぶりをする。それは、一曲アリー一人に歌わせるというもの。アリーは突然のむちゃぶりに一瞬パニックになるが、すぐに意を決してステージへと向かう

一曲歌い終えたアリーは観客から大声援を受け、アリーのソロは大成功となった

 

ライブ終了後、一人の男(レズ)がアリーに話かけ、「君はすごい才能の持ち主だし、君の歌を必要としている人が大勢いる。僕にはアリーの夢を叶える権限がある。インタースコープ社と契約しないか?」と話を持ち掛けてきた

 

アリーは戸惑い、ジャックに相談するが、ジャックはまともに取り合ってくれない。

どうやらジャックはアリーに訪れたオファーに嫉妬をしているようだ。

 

歌手としてのキャリアスタート

 

アリーはスタジオでのレコーディングを始めるものの、なかなか歌が上手く歌えない。

見かねたジャックが「ピアノの引き語りをやったらどう?」と提案したところ、アリーはいつも通りの歌を歌う事ができ、そこからのレコーディングは順調に進んだ

 

ジャックとアリーは犬を飼い始め、二人で過ごすとても充実した日々を遅れるようになってきた。

 

しかし一方で、ステージを重ねるごとにジャックの耳の状態もどんどん悪くなっていった

 

アリーはデビュー曲披露のため、初のステージに臨む。

ショー自体は大成功を収めたが、マネージャーであるレズはアリーが勝手にバックダンサーをキャンセルしたこと、アリーの髪型や髪の色なども気に入らないから変えろと注文をする。

 

電撃結婚

 

アリーのデビュー曲披露の翌日、ジャックは道端で寝落ちしてしまっていた。

たまたま通りかかった友人が見つけ、介抱してくれた。

友人は、ジャックとアリーが一緒に歌っているビデオを見て「昔のジャックに戻ったみたいで嬉しかった」と言い、アリーがジャックにとって大切な人になることを伝えた。

 

アリーは急いでジャックの友人宅にジャックを迎えに訪れた。

友人家族と一緒に朝食を取る中、ジャックはアリーにギターの弦で作った即席の指輪を渡し、プロポーズをする。

友人は「今日結婚式を挙げてしまえ!」とそそのかし、勢いで二人は結婚することとなった。

 

すれ違いの始まり

 

アリー初のアルバム発表日。アルバム発表ステージを前にアリーは極度に緊張していたが、ゲイの友人たちからのお祝いのメッセージに励まされる。

 

アリーがステージに向かう直前、ジャックはアリーをバルコニーに呼び出し、「魂の底まで掘り下げなきゃ長続きしない、歌は正直なものだ、ウソは見抜かれる。」と、魂のこもった歌を届けてくれと託した。

 

アリーのパフォーマンスが始まるが、売れ筋路線丸出しの歌にジャックは居ても立っても居られなくなり、酒を探しに行く。

すると偶然出くわしたのは喧嘩別れした兄のボビーであった

ジャックはボビーに戻ってきてほしいと頼むが、ボビーは「今の仕事が楽だ」と誘いを断る。

 

その後もアリーは忙しい仕事の日々を送っていた。

写真撮影の日、アリーはグラミーの3部門にノミネートされているという快挙を知る。

アリーは自分がグラミーにノミネートされているという現実を信じられないながらも、自分自身に舞い込んだ快挙に大喜び。

 

仕事を終え自宅に戻ると、ジャックは酒を飲んでアリーを待っていた

その姿にアリーはつい文句を言ってしまう。

 

バスルームでアリーがくつろぐ中、酒に酔ったジャックがアリーのもとに訪れ、グラミーにノミネートされたことを褒めながらも、「お前の歌は下品だ。おれがお前を堕落させてしまった。」などといちゃもんを付け始めた。

二人の言い争いはジャックの父親の話にまで波及し、ジャックはついに「お前なんて父親の足元にも及ばない。自分が父親と比較できると思うな。」と冷たい言葉を浴びせてしまう

怒ったアリーはジャックをバスルームから追い出した。

 

翌日、ジャックはアリーのダンススタジオを訪れ昨夜のケンカについて謝り、アリーはそれを許してくれたのだが、ジャックの言動が普通ではなくなってきていることをアリーはうっすらと気付き始めていた。

 

グラミー賞発表の当日、ジャックは別のシンガーのギター演奏を担当することになっていた。

ジャックの耳は悪いまま、更には酒とドラッグにより体調不良の極みとなっており、本番の演奏では不快感なギター演奏をし、曲が終わっても終わっているかどうか判断できないくらいだった。

 

新人賞の発表。アリーはついにグラミー新人賞を獲得する。事態が飲み込めないジャックは訳も分からずアリーの歩く方向について行き、アリーのスピーチに乱入。

しまいにはアリーの横に立ったまま失禁してしまい、アリーの晴れ舞台に大恥をかかせる失態をしてしまったのだ。

 

ジャック、回復へと努力する

 

ジャックはアルコール依存症を克服するため、施設へと入所した。

施設では会合に参加したりプールで運動をしたりと、順調に回復への兆しを見せていた。

 

入所後2カ月が経過し、アリーが始めてジャックを訪れてきた。

アリーはジャックに気を使って「退所したら自宅に戻ってきたい?」と聞くが、ジャックは「そのつもりだけど、何か問題でもあるの?」と、お互いが探り合うような気まずい空気が流れた。

そしてジャックはグラミー賞発表の時の失態を泣きながら謝罪した。

 

アリーは施設から帰り、マネージャーに「ジャックの復帰のために彼と一緒にツアーを回りたい。」と懇願するのだが、マネージャーは「それは有りえない。ぜったいに有りえない。」とアリーのお願いを一蹴する。

アリーは「それならツアーはキャンセルして。」と強気に出ると、マネージャーは怒って去って行ってしまった。

 

別れ

 

ジャックは施設を退所後、ボビーに自宅へと送ってもらった。

ジャックは去り際、「自分があがめていたのは兄貴だ」と、兄への感謝の言葉を始めて伝え、去って行った。

 

ジャックは施設から退所後、しばらくの間アリーや愛犬ととても幸せな時間を過ごしていた。

 

ある日アリーのマネージャーのレズが家に訪れてきた。

レズはジャックと二人きりになると、「おれたちはあなたのグラミー賞授賞式の失態の尻ぬぐいに奔走させられ、彼女の将来をも狂わせた。二人が夫婦でいること自体がもはや笑いものなんだ。こんどまた酒を飲むようなことがあったらその時は別れてくれ。」と言い残し去って行った。

ジャック自身がアリーの重荷になっていることを改めて実感させられたのだ。

 

アリーが帰ってくるとアリーはジャックに「アルバムの売れ行きが好調だから、欧州ツアーはキャンセルしてアルバム制作に専念することになったわ。」と伝えるが、ジャックは自分のせいでアリーの欧州ツアーをキャンセルさせてしまったということに勘付いていた。

 

アリーはその夜、全米ツアー最後のライブ会場であるLAに向かった。

ライブ会場でジャックと会う約束をしていたが、ジャックはその日ライブ会場に現れなかった。

 

ジャックはその日、ガレージで首を吊って自殺したのだ。

 

アリーは悲しみに暮れる毎日を過ごし、特にジャックとの最後の会話でウソをついてしまったこと(欧州ツアーがキャンセルになった理由)をずっと後悔していた。

 

そんな時ボビーが訪れ、「おれもお前も誰も悪くない。悪いのは全てアイツだ。」とアリーを慰める。

 

ジャクソンの追悼公演の日、アリーはステージに立ちます。アリーの姿はレコード会社が作り出した姿ではなく、ジャックが好きだったころのアリーの姿でした。

アリーは「今夜は彼のために歌います」と言い、ジャックが最後にアリーに捧げた曲を披露したのです。

 

実話と言われる理由1 アリーとレディー・ガガの共通点

過去にドラァグバーでパフォーマンスをしていた

レディー・ガガ自身も下積み時代にストリップクラブで働いていたことがあり、ドラァグバーにも出演していたようです

ただし、作品とは違いレディー・ガガの両親はこのような店でガガが働いている事にには反対していたようです。

 

インタースコープと契約している

作品の中でアリーはレズからインタースコープ者との契約をオファーされ、実際に契約しレコードを出しますが、レディー・ガガ自身も2007年よりインタースコープに在籍しています

在籍アーティストは他にも50セント、ベック、エミネム、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョン、U2、ウィル・スミス、マドンナなど、世界でもトップレベルのミュージシャンたちがいます。

 

グラミー賞にノミネートされている

レディー・ガガも2010年に「ポーカーフェイス」がグラミーの最優秀楽曲賞、最優秀レコード賞、最優秀ダンス・レコーディング賞にノミネートされ、そのうちの最優秀ダンス・レコーディング賞を受賞しています。

作品でもアリーは3部門にノミネートされていましたが、受賞したのは新人賞だったので、受賞した部門こそ違うもののその年のノミネート数、受賞数はレディー・ガガ本人と一致しますね。

 

実話と言われる理由2 ジャックとブラッドリー・クーパー

ジャックにはモデルとなった人物がいる

ジャック(ジャクソン・メイン)にはモデルとなっている人物がいます。

それがパール・ジャムのボーカル、エディ・ベイダーです。

 

特に外見はとても似ており、明らかにエディをモチーフとしたキャラクターづくりをしている事は言うまでもありません。

 

ただし、音楽に関してはパール・ジャムはグランジ・ロックというジャンル(ニルヴァーナなどで有名)に位置づけられており、それに対してジャックはどちらかというとカントリー、ブルース・ロックのジャンルになりますので、その点が違いますね。

 

エディの生い立ちがジャックに似ている

エディは幼少期に両親が離婚しており、15歳の時には母親と兄が出ていき、継父と二人で過ごしていた時期がありますこれらの生い立ちはジャックに通ずるものがありますね。

 

クーパーにもアルコール依存症の治療歴がある

ジャック役を演じたブラッドリー・クーパー自身にもアルコール依存の過去があり、特にブラッドリーが20代の頃には日常生活に支障をきたすほどの依存症に苦しんだそうです。

 

ブラッドリーはアルコール依存回復プログラムに身を投じ、29歳の頃に依存症を克服しいます。その後も彼は飲酒が私生活に与える影響を考慮し、飲酒を控える努力を続けています。

 

実話なのかな?と思ってしまうシーン

作品内のアリーのデビュー曲が実際のレディー・ガガの楽曲を思わせる仕上がり

レディー・ガガと言えば「ボーン・ディス・ウェイ」や「ポーカー・フェイス」などのダンスミュージックが有名ですね。

それに対して作品内でアリーが作曲し、歌っていたのはピアノ弾き語りを中心とした、比較的おとなしめの曲でした。

しかし、デビューが決まると一転、レコード会社の戦略によりキレッキレのダンスミュージックへと変貌してしまいました。

 

このストーリーを見ると、「もしかしてレディー・ガガも正統派シンガーになりたかったのに、レコード会社の要求でダンスミュージックを歌わされているのかな?」と思ってしまいます。

 

派手さ、奇抜さを求めるレコード会社の戦略

もう一つ、レディー・ガガと言えばど派手で奇抜な服装やスタイルでも世間をにぎわせました。

作品内のアリーはレディー・ガガほど奇抜な格好をしていませんが、こちらもレコード会社の要求により髪型、髪の色、メイクや衣装に至るまで事細かに指示されています。

 

このストーリーを見ると、「ガガの奇抜なファッションも、もしかしたら一部で業界の指示が入ってるのかな?」と思ってしまいますよね。

 

「アリー/スター誕生」の見どころ

【見どころ1】 ボロボロだけど腐れ縁の兄弟愛

ジャックの兄であるボビーからすれば、ジャックはめちゃくちゃ世話の焼ける厄介者だったに違いありません。

  • ライブには遅刻する
  • イヤーモニターを使えと助言すれば出て行けと言われる
  • 酒に酔いつぶれたジャックの後処理をしなきゃいけない
  • 勘違いでぶん殴られる

 

二人は中盤でケンカ別れをしてしまうのですが、離れた後もボビーは「何か困ったことがあったら電話してこい」といつまでもジャックを機にかけていました。

 

作品終盤、ジャックがようやく兄の存在に感謝し、「おれがあがめていたのは兄さんの方だ」というジャックの言葉、それを聞いたボビーが涙目で車を運転するシーンは、今までのわだかまりを吹っ飛ばすほどの感動のシーンです。

 

【見どころ2】 どんなに情けない夫でも最後まで世話を焼くアリー

アリーが成功を掴み始めると、ジャックは逆に転落へと向かいます。

ジャックはアリーに暴言を吐いたり、連絡もせず道端で寝落ちたり、果てはアリーの晴れ舞台であるグラミー賞受賞の席まで台無しにしてしまいます。

 

ですが、アリーはいつも真っ先にジャックの心配をし、支える努力を惜しみません。

 

「スターになってから天狗になり、ジャックを見下すのでは」という予想は見事に裏切られ、スターになってからも変わらずジャックに寄り添おうとする姿には感心させられます。

 

【見どころ3】 ジャックの歌に対するリスペクト

ジャックはどんなに酒に溺れても、歌やステージに対する真剣さは失いません。

歌に対するリスペクトは、アリーのアルバム発表日にアリーに向けた言葉からもはかり知ることができます。

「歌は正直なものだ。ウソは見抜かれる」

「魂の底まで掘り下げなきゃ長続きしない」

「なぜ?とか、いつまで?と心配せず、ただ魂の歌を歌えばいい」

とアリーに託します。

 

歌に対する真面目さがあるからこそ、アリーの万人受けを狙った売れ筋路線の歌が許せなかったのでしょう。

アリーの歌の本当の才能を知っているだけに、レコード会社の戦略には腹が立っていたに違いありません。

 

【見どころ4】 ラスト5分 ほぼワンカットで歌う臨場感のあるシーン

ジャックの追悼公演でアリーはジャックから授けられた曲を披露します。

一部の回想シーンを除いて歌のシーンはワンカット。本当にその場にいるような臨場感を味わえます。

 

それまでの歌のシーンはたくさんのカットが入って来るので、歌以外の情景も見ることができますが、一方で歌に対する注意は散漫になりがちです。

 

その注意の散漫を見事にクリアすることで、歌の内容がダイレクトに伝わってくる、見事な演出がされています。

 

まとめ

「アリー/スター誕生」は実話ではありませんが、アリーが成功を収めていく様子はまさにレディー・ガガ本人がスターにのし上がっていく過程を見ているような感覚がありますよね。

所々にノンフィクションの要素も織り込まれていますので、フィクションとノンフィクションが上手く掛け合わさることで作品そのもののリアリティーをぐっと引き上げています。

 

個人的にはジャックの心境や環境の変化が注目のポイントとなると思いますので、ジャックの心の内や苦労を想像しながら映画を見ることで、さらに楽しみが倍増すると思います!

コメント

タイトルとURLをコピーしました